北野武(ビートたけし)がおすすめした本
CANNES, FRANCE - MAY 1999: Director Takeshi Kitano attends the 52th Cannes Film Festival on May 1999 in Cannes, France. (Photo by FocKan/WireImage)
北野武(ビートたけし)が推薦した本
北野武(ビートたけし)さんがおすすめした本を、帯文を書いた本を中心に紹介します。自身も小説、エッセイなど多くの著作を出版していますので、ここで紹介している本も様々なジャンルが並びます。
『強父論』 (文春文庫) 阿川 佐和子
作家・エッセイストの阿川佐和子が、小説家である、父・阿川弘之の思い出を綴ったエッセイ。「俺が死んでも讃える追悼記など書くな」という父・弘之の遺言に「お父ちゃんがいかに無茶苦茶な人であったか。周囲がどれほどひどい目に遭わされたか。思い出すかぎり、精魂込めて書いてみる」と綴る。前代未聞の追悼記!あまりの暴言に震え、時折のユーモアに笑い、いつしか父と娘の不思議な情愛も垣間見られる作品。
帯文「阿川さんには言わなかったけど、はっきり言ってあなたのお父さんは私の理想です」
『アラマタ大事典』 荒俣 宏
アインシュタイン、贋作師、吸血鬼、恐竜、昆虫食、スペースシャトル、自動車、ダ・ヴィンチ、コンドル、ナスカの地上絵、女房詞、マンガ、ラーメン…
303のキーワードで、好奇心と知識欲を刺激する、学校では教えてくれないが知れば知るほど面白い雑学の数々。「トリビアの泉」の荒俣ハカセが子どもたちのために惜しみなく膨大すぎる知識と資料を披露した、これまでになかった辞典。
帯文「読みはじめたら好奇心の渦がおしよせてきて、気がつくと、少年時代のオレに戻っていた。少年よ、ためにならない本を読め!」
『赤めだか』 立川 談春
17歳で天才・立川談志に入門し、 「今、最もチケットの取れない落語家」の異名を持つ立川談春の誕生物語がここに!2008年講談社エッセイ賞を受賞。「上の者が白いと云えば黒いもんでも白い」世界での前座修業から始まる、笑って泣いて胸に沁みる、破天荒な名エッセイ。
帯文「談春さんは談志さんが残した最高傑作」
『「超常現象」を本気で科学する』 石川 幹人
幽霊・テレパシー・透視・念力…。「非科学的」、「オカルト」と多くの人に関心を持たれながらも否定されてきた。しかし、それこそが科学の挑むべき謎だとして「科学的」に研究してきた明治大学教授が、異端の科学の最先端を丁寧に解説しながら、「科学とは何か?」の本質に迫る。
帯文「こんな面白い研究してるセンセーがいたのか」
『六本木水脈―六本木・赤坂・銀座「夜の帝王」と呼ばれた男の東京夜物語』杉 良治
伝説のナイトクラブ「ペペルモコ」を始め、話題のクラブ、キャパクラを手がけた著者が、政財界・芸能界など、各界著名人のほか、クラブのママ、オーナー達との交流秘話を実名で綴ったノンフィクション。タブーとされる政財界のスキャンダルにも触れ、大きな話題となった一冊。
帯文「まいったな。面白すぎ困っちゃうよ。これ。オイラじゃ恐くてここまで書けないよ!」