レイ・カーツワイル がおすすめした本
今回はNHK出版新書の「人類の未来」の中で、アメリカ合衆国の発明家、実業家、未来学者、思想家であるレイ・カーツワイルがお薦めとして挙げた2冊を紹介します。
説明不要かもしれませんが、レイ・カーツワイルはAI研究の世界的権威であり、そしてその先にある技術的特異点(technological singularity、シンギュラリティ)についての発言で世界中から関心を集めている人です。また自らスティービー・ワンダーとともに立ち上げた会社でシンセサイザーを開発したりと一筋縄ではいかない、間違いなく現在における天才の一人です。
そんなレイ・カーツワイルが紹介したのは意外にも心をテーマにした本と、リアリズムの巨匠 ガルシア・マルケスの小説でした。もちろん氏の仕事をきちんと追っている方にとっては決して意外なセレクトではないと思います。
心の社会 Marvin Minsky (著), マーヴィン・ミンスキー (著)
心がどのように働くかについて書かれた本で、とても示唆に富んでいる と言っています。
コレラの時代の愛 / ガブリエル・ガルシア=マルケス (著)
言葉はそもそもヒエラルキー構造になっているが、ガルシア=マルケスの文章は言語ヒエラルキーの素晴らしい例だと語っています。うーん、なかなか難しいですね・・・
サイエンスライターの吉成真由美の著作「人類の未来」は、レイ・カーツワイルのほかにも、ノーム・チョムスキーやフリーマン・ダイソンなど知の巨人へのインタビューから構成された濃厚な内容の一冊です。控えめにいってもむちゃくちゃ面白いと自信を持っていえるでしょう。
人類の未来 / 吉成真由美
インターネットで何でも調べられ、またYoutubeやNetflix、Kindleなどの台頭により、無料で、もしくは安価に映画や音楽 や本を楽しめることができるようになりました。
しかし、情報が多すぎて逆にハズレることも多いのではないでしょうか。
どうやったら限られた時間の中で自分の求める作品にめぐりあえるかを考えたときに、自分の尊敬する著名人、アーティストなどのおすすめや影響された作品を調べるのはかなり有効な手段だと思います。