忌野清志郎(RCサクセション)がおすすめする10冊
インターネットで何でも調べられ、またYoutubeやNetflix、Kindleなどの台頭により、無料で、もしくは安価に映画や音楽 や本を楽しめることができるようになりました。
しかし、情報が多すぎて逆にハズレることも多いのではないでしょうか。
どうやったら限られた時間の中で自分の求める作品にめぐりあえるかを考えたときに、自分の尊敬する著名人、アーティストなどのおすすめや影響された作品を調べるのはかなり有効な手段だと思います。
今回は1987年発売の雑誌宝島より、「ミュージシャン33人が奨める500冊の本」という特集から掲載しました。RCサクセション(当時)の忌野清志郎が選ぶ10冊です。自著とともにいまとなっては古典ともいえる名作が並んでおります。ですから、どれを読んでも基本的にハズレはないと思います。
大人になれない、社会との共存というテーマが見え隠れする、とても忌野清志郎さんらしいラインナップです。
十年ゴム消し 忌野 清志郎
星の王子さま サン・テグジュペリ
ライ麦畑でつかまえて J.D.サリンジャー 野口孝訳
長距離走者の孤独 アランシリトー
走れウサギ ジョン・アップダイク
アルジャーノンに花束を ダニエル キイス
怒りのぶどう スタインベック
必殺するめ固め つげ義春
人間失格 太宰治
クヌルプ ヘルマン・ヘッセ
※ ご本人が挙げられていた訳者のものをご紹介しております。
「ミュージシャン33人が奨める500冊の本」という特集から掲載しましたが、この特集、いま見ても非常に興味深いラインナップです。
ちなみに、ほかにも鮎川誠、石橋凌、五輪真弓、伊藤銀次、忌野清志郎、内田勘太郎、EPO、久保田利伸、白井貴子、白浜久、JILL、辻仁成、友部正人、仲野シゲル、NOKKO、花田裕之、浜田省吾、細野晴臣、松本隆など盛りだくさんの特集でした。